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「ひのきの里 北千束プロジェクト」エピソード④

話は前後しますが、この重い決断を背中から押してくれたのは、やはり現場見学でした。

雪降る1月、柴原社長にご案内いただき、事業所並びに所有されている木材というより、お宝を拝見しました。
(柴原社長が営む事業については、「南木曽木材産業」のサイトをご参照ください)

樹齢400年以上の巨大な木材が、なぜご神木と称されることを、そのとき初めて知りました。
製材工場は檜の香りに溢れ、あたかも檜風呂に浸かっている気分になりました。


そのほか、一般的には高くて手の出ないと言われている一枚ものだの、木の魅力に即座にとりつかれました。
この木を自由に使って、理想の建築をされてくださいと言われ、一瞬たじろいだものの、これはひとつのチャレンジだと思い、決断に至りました。
木曽で手塩にかけ育てられた檜をふんだんに使い、大工さんの手によって建てられるプロジェクトの開幕でした。
いっそのことお風呂も檜でと冗談半分が、現実にもなりました。

当社がモデルルームとする部屋には、樹齢約1,000年の欅1枚板のテーブル、そしてウォルナットのバーカウンターが、お客様をもてなすことにもなりました。

平成29年10月23日 朴の森代表 鍵山幸一郎