清風掃々第10号 平成18年3月発行
巻頭言より「益は無くても意味がある」
中国春秋時代 斉の名宰相 と言われた晏子の考えです。
自分にとって利益は無くても、国家社会にとって意味のあることをせよという教えです。
日本を美しくする会を守り育ててくださる皆様は、晏子の教えそのものの生き方をされておられます。
自分にとって益が無いだけでなく、貴重な時間や多額の費用まで背負ってくださり、厚くお礼申し上げます。
皆様の無私のお姿が、多くの人びとの心を清めています。
掃除に学ぶ会が催された後は、その場が活き活きとして、空気までが清澄になります。
身も心も清められることを実感します。
日本は今、異常とも言える程清潔に潔癖な人が多くなりました。
しかし、身体の汚れは洗えばきれいになりますが、心の汚れは正しい行いによってしか落とすことはできません。
掃除に学ぶ会の実践は、自分の心を磨くだけでなく、多くの人に好い影響を及ぼしますので、これからもご支援をお願い申し上げます。
日本から発信する掃除の文化で世界を美しくして参りましょう。