10月22日23日に1泊2日で「次世代育成研修会」を開催いたしました。
こちらは来年7月30日に開催予定の「鍵山教師塾」のキックオフを兼ねての研修会でした。
中身の濃い研修会でしたので、何回かに分けて投稿いたします。
研修② 昼食
昼食は併設の自然食レストラン「一隅の里」のお弁当を、320年前の庫裏研修施設「耕心の里」でいただきます。
このような食べ物、施設が人間の「情緒」にどのような影響を及ぼすかを理解していただきます。
「どのような食べ物を、誰と、どこでいただくか?」
大切なことで、今、見落とされていることではないか?と思われることを、一つずつ拾って真剣に考えてみる切っ掛けにしていただきたいのです。
鍵山流として大切なのは「食べた後」です。
当時、出前を取ったときには、そのお皿などを洗って、しかも持ち運びやすいように同じ大きさのお皿どうしを重ねることを徹底されていたと聞きます。
もちろんお店の方も持ち帰られたら、もう一度洗うことでしょう。
大切なのはそこではありません。
お膳を下げられる方への「思いやり」なのです。「感謝の表し方」なのです。
特に、直接会ってお礼を言えない方への感謝と配慮が、きちんと並べられた食べた後のお皿なのです。
”お金を払ってるんだから”という傲慢な人にならないようにとの教育の一つでした。
私たちもこのお弁当であれば、どのようにすれば片付けやすいのか?
片付ける人が不快にならないのか?人にも環境にも優しいのか?を考えながらの片付け研修でした。
寄って集って片付けをする風景です。
ある方が、箸袋や銀紙の箱が溢れそうなのを見て「結んだり折りたたむこと」を提案されました。
こういったことに気づける感性を育みます。