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「鍵山秀三郎相談役エピソード」

〈前景〉
鍵山秀三郎相談役は約60年前ある会社から独立されて、今のイエローハットを創業されます。
そこへの道のりは決して平たんではありませんでした。
その中で様々な方々とのご縁が築かれました。中でも特に転機となったエピソードがあります。
そして、そのエピソードは今なお続いているのでした。
気になる方は、書籍をご覧ください。

鍵山幸一郎代表がフェイスブックにて報告されたものを引用します。

”父が独立して間もないころ、商品を仕入れることが困難な時期がありました。
当時、手滑り防止を兼ねたハンドルカバーを開発されましたが、全く売れずに困っていた方がいらっしゃいました。

父(鍵山秀三郎相談役)は、真っ先にその商品に価値を見出し、爆発的なヒット商品にしたという話は書籍や講演などで有名になりましたのでお聞きになった方もおありでしょう。
店主であれば、ヒット商品は誰もが扱いたいと思うのは当然の成り行きです。
当然、他社も取引を希望されました。
しかし、その方は「これは鍵山君に任せたから」と、他の誰にも卸さなかったというエピソードがあります。

先日、その方の息子さんとひ孫さんが、どうしても父に会いたいと、わざわざ大阪から訪ねてこられました。
60年以上前に生まれたご縁が、脈々と続いています。

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互いにその縁に感謝の念を強く抱いていることを、感じた時間となりました。
その商品は、今でもイエローハットで販売されています。

また、この時期に、毛ばたきを卸してくださった恩人のご家族とも、ご縁が継続しています。”

『鍵山秀三郎一日一話』(PHP研究所)
7月22日、9月30日はこちらのエピソードです。