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鍵山秀三郎相談役が「掃除の神様」の異名を持つことは有名です。
毎日欠かさずに会社のトイレ掃除を始められ、全国、そして世界に広がっていきました。

その実践の中で培われた教訓や工夫が、私たちの日常の様々なシーンでの立ち居振る舞い、考え方にヒントを与えてくれます。
また、ご自身の掃除体験から生まれた道具があります。
その一つが「水漉し用フック」です。
持ち手も滑らないように、軽く、更には錆びないようにメッキ加工がしてありました。
柄が長い理由は、バケツに熱湯を入れてその中で洗うため、手を火傷しないとの配慮です。
(ちなみに、耐熱110℃バケツを使用するのもその理由です)

こちらは、昨年(2023年)廃盤になりました。
これまで、販売してくださったイエローハット様、作製してくださった町工場様、卸してくださった企業様に感謝申し上げます。
特に、昔の話のため作製経緯が分からない中を、親身になって探してくださった従業員様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

小便器の水が流れる下に蓋のようなものがありますが、それが「水漉し」や「尿漉し」といわれるものです。

この蓋のような水漉しをはぐって、水漉しそのものはもちろん、その中の掃除までします。
ここが汚いままだと、臭いがいつまでもしたり、詰まりの原因となります。
しかし、開けようにも手で持つと滑りますし、長年掃除をしていないと固まって中々開きません。
落としそうになった経験がおありの方も多いのではないでしょうか?

鍵山秀三郎相談役は、こういったことを放置せず「全国で掃除をされている方が困っているに違いない」と初代「水漉し用フック」の作製を依頼されました。
辿っていくと、大阪の町工場さん(現在廃業)が作製されていたようです。

鍵山幸一郎代表の強い思いで、この製品の復活を試みた結果、ある心ある方が手を挙げてくださいました。
新「水漉し用フック」の誕生です!

柄はアルミニュウム製で、持ち手は木となりました。
また、こちらの要望で、吊り下げられるように吊り輪まで付けてくださいました。
見事なまでの職人技に脱帽です。意をくんでいただき、感謝申し上げます。

この道具の復活で、鍵山秀三郎相談役の思いやエピソードが、時代を越えて繋げてくれると安堵しております。
ご縁をいただいた皆様、ご配慮ご助言をいただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。
ありがとうございました!

1,980円で販売開始いたします。